カスタマイズされたワークスペースは、従来の大部屋レイアウトでは対応できない方法で、企業固有の問題を解決します。これからのオフィスは、働く人を中心に考えた柔軟なワークスペース ( English )であり、それはコラボレーション ( English )やイノベーションを喚起し、ウェルネスやバランスを促進するものです。WeWork のスペースはすべて、こうした目標が反映されたデザインになっており、特にカスタムスペースに関しては、デザインチームが企業側のニーズを詳細に聞き取ってデザインしています。
アート、デザイン、色、構成など、ブランドの文化や価値観、ワークスタイルを反映してカスタマイズされた空間は、生産性を高め、帰属意識を強めます。
「空間のもつアイデンティティ」、つまり職場にいながら自宅のように寛げるという感覚は、従業員の満足度と生産性の向上に貢献する、とハーバード・ビジネス・レビューで報告されています。
この記事では、世界中に広がる WeWork のスペースを活用し、ワークスペースのデザインとインフラをカスタマイズした 6 社の例をご紹介します。各社のスペースは、それぞれ独自のニーズに対応しており、職場全体としてのアイデンティティを生み出しています。
スピンオフを立ち上げたフォーチュン 500 の製薬会社
課題:長年 WeWork メンバーであったこのグローバル製薬企業は、大規模なスピンオフ企業の立ち上げに着手し、世界中のさまざまな拠点で柔軟にカスタマイズされたワークスペースを必要としていました。
ソリューション:同社はフォーチュン 500 社に名を連ねる大手企業です。WeWork のデザインチームと組んで、重要な基準を特定し、同社がビジネスを行うために必要な情報通信技術のインフラをカスタム開発しました。
結果:WeWork の大規模なグローバルポートフォリオにより、容易に主要な市場へ参入できました。2021 年末までに、30~40 のカスタムサテライトオフィス ( English )が世界各地で始動します。新しいスペースはすべて完全にブランディングが施され、カスタマイズされているので、どの市場でも一貫した従業員エクスペリエンスが約束されます。最終的にこの製薬会社は、すべてのスペースで設備投資を節約することができました。また、WeWork のすべてのアセットに対して窓口が 1 つであるため、今後、スペースを拡大または縮小する際に容易に対応できます。
コラボレーションと教育のためにカスタムスペースを手に入れたフォーチュン 100 のソーシャルメディア企業
課題:ブラジルに参入したあるソーシャルメディア会社は、同国ではスキルのあるテクノロジー労働者が不足していることを知りました。そこで同社の経営陣は、支援が不十分なコミュニティの人々に無料でプログラミングクラスを実施するとともに、社会に影響を与えるスタートアップをサポートするという取り組みを始めることにしました。そのために必要なものは、適したスペースだけでした。
ソリューション:同社は WeWork と提携して、このブラジルでの取り組みのために、創造力を刺激するスペースを用意しました。柔軟な契約条件なため、拡張も無理なく行えます。
結果:フロア全体を活用したこの新しい多目的スペースは、同社の教育と能力開発の目的を達成できるように完全にカスタマイズされています。このロケーションは、コラボレーションハブ ( English )として、毎年 1 万人のコミュニティメンバーが利用しています。多目的ワークスペース、フレキシブルな教室、最新設備が整った会議室、寛げる共有スペースなど、人的交流を促進し、イノベーションを生み出すための機能が備わっています。また、地元のアーティストやデザイナーのセンスが独特の彩りを添えています。
本社を全館完全カスタマイズした金融機関
課題:大規模な投資と急成長を経て、ある金融サービス会社は、ブラジルのサンパウロに、独自のニーズに合わせてカスタマイズでき、拡張可能な本社をもちたいと考えていました。
ソリューション:WeWork は同社のために、全館をカスタムデザインした本社を用意しました。このオープンスペースでは、全社員向けの社内イベントなどさまざまなイベントを開催でき、コミュニケーションやコラボレーションをサポートします。家具や照明器具などは可動式、自由に設置し直せるため、すべてのスペースをあらゆるニーズに合わせてカスタマイズできます。また、同社の職場復帰 ( English )戦略の一環として、従業員はソーシャルディスタンスを無理なく実践することができます。
結果:新しい社屋は、現時点で必要となる 2,639 デスクをすべて収容し、同社はこの場所に拠点を構えることができました。完全にブランディングされたスペースは、同社の文化、アイデンティティ、価値観を表現し、また柔軟な契約体系により将来の成長にも無理なく対応できます。
ブランディングされた顧客対応型オフィスに移転したソフトウェアプロバイダー
課題:ベイエリアにあるソフトウェアプロバイダーは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックをきっかけに、WeWork All Access のパスを従業員に支給しました。ところが、合併を経て、現在のリース ( English )期限が切れる前に、同社は顧客対応型のカスタマイズされた本社を探す必要がありました。
ソリューション:WeWork はデザインプロセスを円滑に進めるために、同社のブローカー ( English )と提携しました。同社のユニークなブランド・アイデンティティを反映し、従業員もクライアントも同様に惹きつけるように全館を完全カスタマイズした社屋を WeWork は用意しました。
結果:37,000 平方フィートの新本社は、従業員にはインスピレーションにあふれた柔軟なワークスペースを、クライアントにはブランドを打ち出した同社らしさを提供しています。柔軟な契約条件には延長オプションも含まれており、WeWork All Access を利用することで、従業員はベイエリアのどこで仕事をするか、十分な情報に基づいて選択できます。
カスタムのコールセンターを新設したヘルスケア企業
課題:ある医療機関と WeWork メンバーの採用予測では、より多くのワークスペースが必要であることがわかりました。同時に同社は、フェニックスを拠点とする従業員たちにとって居心地よく感じられる、カスタマイズされたコールセンターを作りたいと考えていました。
ソリューション:WeWork は、人員の増加に対応するため、変更可能なレイアウトのカスタムデザインされたスペースを用意しました。181 台のデスクが並ぶコールセンターには、特殊な壁材や間仕切りなど、特殊な音響ソリューションが採用されています。
結果:パントリーや、休憩を取ったり同僚とのコラボレーションを図ったりなどに適したゆったりとしたスペースが十分にあり、従業員はこれらのアメニティを享受しています。また、36 か月という柔軟な契約期間は、この先、スペースの必要性を再検討し、適宜調整することを可能にしています。
新たな市場への進出を果たしたヘルステック企業
課題:ボストン ( English )に拠点を置く成長中のヘルスケア・テクノロジー企業は、地元だけでなく、新規市場への事業拡大に伴い、スペースを必要としていました。同社が求めていたものは、将来の成長を見越した、完全にブランディングされた新しい本社スペースです。
ソリューション:WeWork は、ボストンの中心街の一等地に 52,000 平方フィートのワークスペースをカスタムデザインしました。構想の具体化から入居まで、WeWork の窓口を一本化することで、プロセス全体で合理的なコミュニケーションを図ることができ、すべてがスケジュール通りに進行し、予算内に収まり、イメージ通りの仕上がりとなりました。
結果:WeWork のデザインチーム ( English ) は、本社スペースのデザインにあたりこの会社の文化を反映させ、色、ロゴ、アイデンティティを色濃く反映させた、ダイナミックで同社のブランドにフォーカスしたインテリアをデザインしました。その結果、頭脳労働のための静かなエリアと、コラボレーションや交流のための広いスペースがあり、まさに同社の業務内容に適した空間ができ上りました。
物理的な職場環境は、従業員の満足度と生産性において、最も重要な要因の 1 つ ( English )です。どんなオフィススペースが最適かは、それぞれの職場の文化、チーム内での仕事の進め方、組織の構造などによって異なります。WeWork は、あらゆる規模の企業と提携して、仕事の効率を上げるために、大規模なカスタマイズでも小規模なカスタマイズでも承っています。
クリステン・ベイリーは 、美しいネブラスカ州リンカーンに拠点を置き、長年活躍している作家兼編集。大小の企業ブランドが織りなす物語を作成し、存在意義を広める助けをしています。
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