データ会社 Grassroots Analytics のCEO、Daniel Hogenkamp 氏は、2017 年、WeWork ロケーションを拠点に単身起業家として活動を開始しました。彼は自宅のソファやカフェで仕事をすることにうんざりしていました。時間が経つにつれて、WeWork との結びつきがますます貴重なものになったといいます。
2017 年設立の Grassroots Analytics は、従業員 1 人(創業者)を抱えた政治データ会社としてスタートしました。その後、数年の間に急成長を遂げ、2019 年には NPO やベンチャーファンドに関するデータなど、他の消費者向けデータ市場の開拓を開始しました。
「WeWork にオフィスがあることで、当時は 25 歳の若者たちが 4、5 人働いていただけだったのに、うまくカモフラージュできました」と Hogenkamp 氏は話します。「議員や選挙運動責任者、市長やそのスタッフなどに来てもらうので、評判の大幅なアップにつながりました」。
にぎやかな WeWork のオフィスに入り、会議室に向かうゲストたちには、この会社がいかに小さな会社であるかを知る由もありません。「それは、計り知れないメリットでした」と Hogenkamp 氏は言います。
とはいえ、現在、45 人ものスタッフを抱え、新たなビジネスにも進出するようになった Grassroots Analytics には、もうカモフラージュする必要はありません。それでも、WeWork は同社にとって引き続き不可欠な存在です。Hogenkamp 氏とスタッフは、自分たちの使命をよりよく反映し、もっと広々とした、より立派なスペースが必要だと感じたとき、WeWork と提携しました。2021 年 11 月、チームは、WeWork 700 K Street Northwest(ワシントン D.C.)の広々としたコーナーオフィスに引越しました。
課題:会社の急成長に伴い、スペースが手狭に
2020 年 3 月になると、Grassroots Analytics は WeWork 700 K Street Northwest で 27 人収容のオフィスと、1~4 人用の小さなデスクをいくつか契約していました。その後、選挙がわずか数か月後というときに、パンデミックが発生しました。Grassroots Analytics は多忙を極める選挙期間中にリモートワークに移行しなくてはならず、そのために毎月、ワークプレイス戦略 ( English )を変更しなければならなくなりました。
オペレーションチームの誰かが選挙運動チームの誰かとばったり顔を合わせると、結果的に、会社を助けるアイデアにつながることがあります。
Grassroots Analytics の CEO、Daniel Hogenkamp 氏
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最中、チームは健康と安全を最優先に考えて作業できるスペースを必要としていた、と Hogenkamp 氏は言います。そこで WeWork の出番となりました。個人用のオフィススペースと、コラボレーションが必要な人たちがマスク着用で同じ部屋で一緒に作業できる専用エリアが WeWork にはありました。
昨年は成長期であり、多くの従業員を採用しました。ところが多くのスタッフがオフィス出勤のスタイルに戻り始めていたため、既存の WeWork スペースでは手狭になり、同社はアップグレードを望んでいました。同時に、クライアントとの打ち合わせやイベントの開催、採用候補者によい印象を与えるような格調高い空間で、ブランドを成熟させる時期がきた、とも感じていました。
解決策:柔軟な契約オプションとカスタマイズしやすい広々としたオフィス
Grassroots Analytics は、WeWork 700 K Street Northwest の 27 人用オフィスにすでに入居していたため、同じビル内のより広いスペースに移転することは理にかなっていました。
66 名を収容できる新しいオフィスは、3 部屋からなるコーナーオフィスで、歴史あるカーネギー図書館を望む高級感あふれるスペースです。以前のオフィスから大幅にグレードアップしました。広いオフィス内には、エグゼクティブオフィスとして利用できる部屋が 7 室あります。同社は、1 人用オフィスを 4 部屋だけ残し、合計 70 台のデスクを WeWork 700 K Street Northwest で契約しました。また、アップグレードに伴い、WeWork は同社のチーム拡大に対応するため、月次会議室クレジットを毎月 30 付与しています。
「広い部屋に戻ってもらおうとすると、そこが難題となりましたが、WeWork が会議室クレジットを多く提供してくれたので、その問題を解決できました」と Hogenkamp 氏は言います。そうすることで、チームは会社の専用オフィスの外でも、静かでプライベートなスペースを利用することができるようになりました。
最終的には、コミュニティチームが例外的に、ビルの屋上 ( English )でイベントを開催することを許可してくれました。Grassroots Analytics は、年間を通じて多くの資金調達イベントを開催しており、しかも自社スペースで行うことを望んでいたため、これは大きな付加価値となりました。昨年は、年間通して週に 2〜3 回のペースでイベントをこなしていましたが、今年も同じような展開になると Hogenkamp 氏は予想しています。
結果:企業ブランディングと従業員エンゲージメントを向上させ、成長にも対応できる、より高級感のあるワークスペース
オフィスが広くなったことで、「ブランド力が確実に上がった」と Hogenkamp 氏は言います。「特にゲストが訪れるときに、そう感じます」。
また、同社は独自の企業文化と職場文化を確立することができました。「同じ仕事をしている仲間と一緒に座るというのが、今の会社の基本的な考え方です」と Hogenkamp 氏は言います。基本的には 3〜4 人のチームで、ニーズの高い 150〜200 件のクライアントを管理していますが、密に連携することで仲間意識が芽生えます。また、同じような仕事をするチームはオフィス内の似たような場所で仕事をするレイアウトになっています」。
また、Hogenkamp 氏は、共用スペースで同僚と交わされる何気ない会話の力を信じています。「オペレーションチームの誰かが選挙運動チームや顧客対応チームの誰かとばったり顔を合わせると、結果的に、会社を助けるアイデアにつながることがあります」と彼は言います。
Grassroots Analytics は特定の業務を行う際、WeWork の他のスペースも最大限に活用しています。たとえば、チームで集中的に打ち合わせをするための会議室や、周囲の騒音を気にすることなく、すぐに電話に出られる電話ブースなどです。
Grassroots の従業員は、多くが 20 歳から 30 歳までと若く、WeWork は最適な環境でした。大学を卒業したばかりの有望な人材を引きつけ、好印象をもってもらう ( English )のに一役買っています。
「特に、30 代以下の応募者と直接会って話せるようになり、採用活動にも大きなプラスとなっています」と Hogenkamp 氏は言います。「大きくて立派なオフィスがあることで、応募者たちは入社をより真剣に考えてくれるようになりました」。
WeWork での体験は Grassroots にとって非常に好ましいものであり、元々契約していた 27 人用のオフィスも再契約する予定です。6 月以降はその部屋を使って、夏季インターンの受け入れや、今年控えている選挙に向けた全体的な人員増に対応します。
ハイライト:
- 1 人用デスクから 27 人用オフィスを経て 70 人用オフィスへと成長
- 会議室、屋上、ラウンジ、電話ブースなどのアメニティを頻繁に利用
- 3 部屋からなる新しいコーナーオフィスへ引越し、歴史あるカーネギー図書館を望む高級感あふれるスペースで、以前のオフィスから大幅にグレードアップ
- 訪れたゲストを魅了するスペース
- 新卒の若者を惹きつけるオフィス
Dawn Papandrea はフリーランスのライターで、仕事、パーソナルファイナンス、高等教育などについて主に執筆しています。彼女の執筆記事は Family Circle、monster.com など数多くの出版物に掲載されています。Twitter でフォローしましょう。
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