窓へアクセスして 自然光を浴びる ( English ) ことが、職場でのより良い 1 日をもたらすことは想像に難くありません。幸いなことに、今では多くの会社が、ワークスペース ( English ) にできるだけたくさんの 窓があることのメリット について認識しています。
自然光の利点には、仕事により集中できるだけでなく、目の負担を軽減させてくれる効果もあります。コーネル大学のデザインと環境分析学科（Department of Design and Environmental Analysis）の教授によるある研究によると、自然光の差し込むオフィスで働く人は、そうでない人に比べて眼精疲労や頭痛、視力のぼやけなどの症状を 84% 軽減できていることがわかっています。このような症状がすべて生産性の低下につながることには疑いの余地はないでしょう。
加えて、同研究では、窓の近くに座り、自然光を浴びた労働者の生産性が 2% 上昇したこともわかっています。あまり大きな差を産む数値とは思えないかもしれませんが、就業日数や従業員の数を考えれば、窓が数枚導入するだけで相当な ROI が見込めることがわかるでしょう。
その反面、窓が無く、蛍光灯の下で 1 日座って過ごすようなオフィスでは、そこで働く人をさらに不快にさせ、季節性情動障害（SAD）のような深刻な症状の原因にもなりかねません。
イギリスの会社 Staples の 2018 年発表の報告によると、オフィスで働く人の 80% 以上が、ワークスペースの照明や採光が良いものであることを重視していると答え、およそ 3 分の 1 の人が、良い照明や採光や実際に 自分を幸せにしてくれる ( English ) と答えています。
結論から言えば、企業や組織は労働者に自然光をもたらす窓に投資すべき、ということです。WeWork ロケーションでは、自然光をふんだんに採り入れるだけでなく、息を飲むようなデザインや機能性も窓に取り込んでいます。
フィールドが見つかりません。ぐるりと取り囲む窓
ボストンにある WeWork 1 Boylston では、暗くどんよりしたスペースなどどこを探してもありません。周囲を囲む大きな窓は、頭上の天窓と共に、自然光をたっぷりとオフィスに採り込んでいます。
屋内の公園のベンチ
ロンドンにある WeWork 2 Minster Court の快適なヌックは床から天井まである窓の隣に配置され、まるで公園のベンチで仕事をしているかのように思わせます。ピープルウォッチングをしながら仕事したり、窓の近くに座って脳を休ませてあげたり、デスクでの作業とはまた違った、リラックスできる隠れ家のようです。
グランドエントランス
ムンバイの WeWork Chromium の受付エリアでは、ダイアモンド型の金属製の窓が広がっています。開放感あふれるスペースはオフィスの訪問客を出迎えたり、待ち合わせ場所として簡単なミーティングをするのにも最適です。
テラスのような雰囲気
パリの WeWork 92 Champs-Élysées の共用エリアに足を踏み入れると、まるでベランダでランチを楽しんでいるかのような気分になります。曲線が印象的な部屋や、床から天井まである窓は、そこで休憩したり、自然発生的な同僚とのミーティングに従事する人たちを包み込みます。
壁一面の窓
メキシコシティの WeWork Artz Pedregal を拠点とするメンバーが日々目にするの窓から見える景色は、荘厳と言っても過言ではありません。このスペースの壁一面が窓で覆い尽くされ、窓の外に広がる樹々や遠景がピースフルな雰囲気を醸し出しています。
グリーンハウス効果
窓とはそこから見える景色が重要と思われがちですが、北京にある WeWork Avic Capital Tower の個性的な窓は、それだけを見る価値があると言えるでしょう。窓の下に沿って観葉植物を配置することで、グリーンハウスの中にいるような雰囲気をもたらし、明るく活気のあるワークスペースを演出しています。
ポップなカラー
上海の WeWork Trinity Place の窓は、部屋の仕切りと、アクセントとしての二つの役割を持ちます。窓の中央部にあるカラフルなステンドグラスはその空間の焦点となり、地域のアーティスティックなライフスタイルを表現しています。
外を覗いてみる
どの席にも窓があって、ちょっと外の世界を覗いてみたい、と思った時にはいつでも仕事をストップできる、というのはおとぎ話のように聞こえるかもしれません。ロサンゼルスの WeWork 5161 Lankershim Boulevard オフィスでは、ふかふかの座席やクッションを置くことで、そこで働く人がちょっと休憩してリラックスすることを促進しています。
Dawn Papandrea はフリーランスのライターで、仕事、パーソナルファイナンス、高等教育などについて主に執筆しています。彼女の執筆記事は Family Circle や Monster.comなど数多くの出版物に掲載されています。 Twitter でフォローしましょう。
