ハイファ大学の研究者は、問題解決に応用できるような創造的なアイデアを生み出すには、脳内で白昼夢を司る領域と、規則や社会規範などを司る管理統制領域の両方を活性化する必要があることを明らかにしました。この 2 つの領域が脳内でうまく連動すればするほど、アイデアを実現できる可能性が高まります。
スタートアップの創業者は、夢追い人であると同時に夢を行動に移す人でもあります。初期段階では、インスピレーションや創造的なエネルギーが鍵を握ります。それがある時点で、ダイニングテーブルやコーヒーショップで夢を語るだけでは満足できなくなります。そんな時、多くの創業者は、便宜さ、安定、平常を必要としていることに気付きます。つまり、オフィススペースの必要性に気付くのです。とはいえ、物件探しや管理のために貴重な時間とエネルギーを費やすことは、絶対にしたくない、と彼らは思っています。
このようなときこそ、WeWork の出番です。WeWork All Access はサブスクリプションに基づいたメンバーシップで、従業員は世界中にある数百の WeWork ロケーションで仕事をすることができます。ここでは、4 人の創業者が会社を設立し拡大するにあたり、WeWork All Access を活用して、合理性、コミュニティ、親近感を見出したケースをご紹介します。
グローバル規模で拡張可能なワークスペースを見つけた、ソフトウェア開発会社創業者の例
ソフトウェア開発会社 Wellnuts の創業者 Palina Leibinskaya 氏は、2015年、ポーランドのワルシャワに 50 人のチームを残し、ロサンゼルスに米国部門を開設しました。Wellnuts は、データ駆動型 IoT プラットフォーム向けに、高負荷に耐えられるスケーラブルなソリューションを開発し、企業の製品管理の効率化をサポートしています。
課題
Leibinskaya 氏は、自分を含め 4 名のロサンゼルスチームのために、ワークスペースを必要としていました。「快適に仕事をし、クライアントと打ち合わせをし、時期が来たら拡張できるオフィススペースを探していました」と Leibinskaya 氏は言います。さらに、家具や設備・サービスの管理などの面倒な手間は省きたいとも思っていました。そして、もう 1 つ懸念がありました。地球の裏側にあるワルシャワのオフィスが、まもなく手狭になることです。
解決策
Leibinskaya が WeWork を選ぶ決め手となったのは、拡張性とグローバルな事業展開でした。「自社チームやクライアントが世界中に点在している場合、WeWork のように世界中にロケーションがあることは極めて貴重です。彼女は、ロサンゼルスのスタッフには WeWork All Access のパスを支給し、成長著しいワルシャワのチームには WeWork のプライベートオフィスを選びました。
結果
Leibinskaya 氏の目下のお気に入りのロケーションは、ロサンゼルス地区にあるプラヤビスタの WeWork 12130 Millennium Drive です。最上階の静かなフロアでは集中して仕事に取り組め、階下のラウンジは人脈づくりや仲間との交流に適しています。また、大手クライアントの一社が本拠地を置くサンタモニカにある WeWork 312 Arizona Ave もよく利用しています。カリフォルニアチームは、メンバー全員にとって都合のよいロケーションに定期的に集まり、現状報告やブレインストーミングを行っています。
彼女がニューヨーク、バージニア、ワルシャワに出張する際には、プライベート会議室を予約することができます。WeWork のビルは街の中心部に位置し、クライアントとの打ち合わせにも好都合だと彼女は言います。Leibinskaya 氏は、ワルシャワチームを WeWork のプライベートオフィスに移し、そこで成長を続けられることを嬉しく思っています。「オフィススペースが足りるかどうかを心配することなく、チームを楽に増員できます」と、彼女は言います。
手頃なワークスペースとコミュニティを手に入れた、サイバーセキュリティ企業共同創業者の例
サイバーセキュリティ企業、1Fort の共同創業者である Toby Hung 氏は、スモールビジネスの助っ人です。[ビジネスパートナーと私は] いくつかのスモールビジネスを経営しています。親もスモールビジネスのオーナーです」と彼は言います。さらに、サイバー攻撃を受けたスモールビジネスの 60% がその後倒産していることを指摘しています。同社のミッションは、こうした価格競争に巻き込まれがちなスモールビジネスに対して、世界最高水準のサイバーセキュリティソリューションを手頃な価格で提供することです。
課題
Hung 氏とパートナーの Anthony Marshi 氏は、クライアントとの打ち合わせ、新製品の発表、頭脳労働、そして理想的には仲間との交流や人脈づくりのために、自分たちの仕事場以外にも手頃な価格のオフィススペースを必要としていました。
私たちは WeWork でお客様に出会い、製品を発表し、多くの節目を祝ってきました。
1Fort の共同創業者、Toby Hung 氏
解決策
WeWork All Access は 2 人の期待を上回るものでした。Hung 氏と Marshi 氏は、Wi-Fi、プリンター、電話ブース、おかわり自由のコーヒーなど、WeWork の標準アメニティを利用できます。
結果
2 人は毎日違う WeWork ロケーションで仕事をしました。忙しいクライアントの近くに WeWork があるため、そこで打ち合わせを行える点が特に気に入っています。
「私たちは WeWork でお客様に出会い、製品を発表し、多くの節目を祝ってきました」と Hung 氏は言います。パートナーたちも、自分たちが望んでいたコミュニティを見つけることができました。「ハッピーアワーでも、自分たちのスペースの近くでも、他の WeWork メンバーと簡単に出会えるのが気に入っています」。
ワークスペースの問題点が解決された、インソール会社の共同創業者の例
ニューヨークに拠点を置く Fulton Insoles の共同創業者、Libie Motchan 氏とビジネスパートナーの Daniel Nelson 氏は、体の痛みを永続的に軽減することをミッションに掲げています。コルク、天然クッション材、ヴィーガンレザーを使用し、炭素排出量を減らせるほど環境に配慮したインソールを開発しました。
課題
2 人は 1 年以上かけて最終製品を完成させましたが、早い段階から、邪魔が入らず、互いに気兼ねなく計画を練り上げられるようなスペースが必要なことは明らかでした。
解決策
そこで Fulton は WeWork All Access パスの利用を始め、柔軟性が組み込まれワークスペースを確保できるようになりました。
結果
チームは毎日、ソーホーとグリニッジビレッジの境界に位置するオランダトンネルの近くにある WeWork 160 Varick St でミーティングを行っています。2 人は同じロケーションを使うことが多いので、まるで本社のように感じていますが、彼らは市内でも、世界のどこでも、クライアントと会うことができます。「いつでも近くにオフィスがあるとわかっているので、予定が詰まっている時にはとても助かります」と、Motchan 氏は言います。
ワークスペースに惚れ込んだ、ロマンチックコメディ系メディア創業者兼 CEO の例
2019 年、ベンチャーキャピタルで働いていた Naomi Shah 氏は、ポッドキャスト形式の短いラブコメという素晴らしいアイデアを思いつきました。早速、Meet Cute と名付け、コンテンツ担当に Web Barr 氏を、開発担当に Robert Wilder 氏を採用しました。資本金を調達した 3 人は、アイデアを練り始めます。
課題
プロジェクトが具体化するにつれ、彼女たちは Meet Cute の立ち上げを目指して、気軽に集まれるワークスペースを探すことにしました。Shah 氏は、ニューヨーク市内のオフィススペースを調べましたが、すぐに、ゼロからオフィスを構えるコストと手間は、彼らのような小さなチームにとって割に合わないことに気が付きました。2020 年のバレンタインデーに Meet Cute は正式に立ち上がったものの、そのひと月後には世の中が機能停止に陥りました。
人々が自宅待機になると、ロマンチックコメディのポッドキャストが人気を博し、パンデミックの期間中に社員数は 9 名(うちフルタイム社員 7 名)にまで拡大しました。経済が再開した時、Shah 氏は会社が成長するために必要な、構造化されたワークスペースをチームに提供したいと思いました。
解決策
ニューヨークのウエストビレッジにある WeWork ロケーションを訪れた 3 人は、その楽しい雰囲気と創造的なエネルギーに魅了されました。「誰もが何かを作っていて、勤勉で意欲的な人たちがたくさんいました」と、Shah 氏は語っています。早速 WeWork All Access にサインアップし、ニューヨーク市内に数十あるロケーションへのアクセスを手に入れました。
2021 年 7 月、Meet Cute はチームメンバーのために、WeWork 222 Broadway に 6 名収容の専用オフィスを契約しました。従業員たちが集中して仕事をし、ワークライフバランスの実現を図るためのスペースです。
会社が成長し、全国からリモート社員を採用している同社では、引き続き WeWork All Access パスを支給しています。「専用のスペースがなくても、行くことができる静かなワークスペースがあり、わずかながらでも仕事と家庭を切り離せます」と、Shah 氏は言います。
結果
Shah 氏、Barr 氏、Wilder 氏の 3 人は、プロジェクトに取り組みながら、市内のあちこちで新しい地区を散策したり、お気に入りのランチスポットの近くにあるロケーションを選んだりと、さまざま WeWork ロケーションを活用しています。Shah 氏は、WeWork から得られたものは、目標に集中できるスペースだけではなく、働く環境の変化によってインスピレーションやストーリーの題材など、クリエイティブな刺激も多く得られた、と言っています。
「[WeWork では] 一貫性のあるプロフェッショナルなオフィスで、当初から大きな柔軟性が得られました」。
現在、Meet Cute は全米で 30 人以上の従業員を抱え、ロマンチックコメディのライブラリには数百のオリジナルエピソードやシリーズがストックされています。
Shah 氏は西海岸に移り住み、ほとんどの時間をサンフランシスコとオレゴン州ポートランドで過ごしています。もちろん WeWork All Access パスを使って、その日に適したワークスペースを利用しています。彼女のお気に入りのロケーションのひとつは、サンフランシスコの WeWork 44 Montgomery です。ここでは、さまざまな働き方に対応したエリアが提供されています。「人がたくさんいるフロアの賑やかなエネルギーを得ることも、完全に静かな体験をすることもできます」と、Shah 氏は言います。
現在のところ、Shah 氏はハイブリッドワークプレイスモデルを採用しており、チームメンバーは少なくとも週に 2 日は自分の都合に合った WeWork ロケーションで仕事をしています。WeWork ではコミュニティマネージャーがポジティブな職場の雰囲気と帰属意識を創造してくれるため、自分でそうしなければならないプレッシャーから解放された、と Shah 氏は言います。「『全国ワッフルデー』や『[地元ベーカリーの]協力を得たイベント』など、多くの催しが企画されています。そういうことがあるのがとても嬉しいのです。CEO として、そういったことを考えることがあまりないからです。会社を築くことに集中してしまうので」。
クリステン・ベイリーは、美しいネブラスカ州リンカーンに拠点を置き、長年活躍している作家兼編集。大小の企業ブランドが織りなす物語を作成し、存在意義を広める助けをしています。
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